接着適用技術者養成講座のご案内


Zoomゼミ】第10回(2025年度) 接着適用技術者養成講座

 

~接着接合の要素技術の習得とその体系化~

<非会員受講可能> 


主催:一般社団法人日本接着学会 構造接着・精密接着研究会


■背景と目的

 広範囲の部品・機器での接着接合の適用拡大と、接着に要求される機能・特性の高度化によって、接着接合に関する品質不具合は増加しています。

このような状況下において、20224月にはISO9001の接着版とも言えるISO21368が改訂されるなど、接着接合の信頼性・品質の向上が世界的レベルで要求されています。

そこで、このような国際的な接着に関する高信頼性・高品質化の要求に応えるために、部品・機器製造企業で接着技術に関わっている技術者や、これから接着技術を学ぶ方を対象として「接着適用技術者養成講座」を開催しています。

本講座の内容は、EWF(欧州溶接連盟)の接着技術教育カリキュラムの主要点をほぼ網羅しており、接着品質の向上と安定化に必要な要素技術(材料、強度・構造設計、接着工程、検査・品質管理など)とそれらの関連性について学び、製品の開発・設計・製造・品質業務に必要な知識を習得することを目的としています。

なお、界面や化学、力学、統計などに詳しくない技術者にも理解しやすいように、理論に偏らず実践的な内容と考え方を説明します。


■日程

4日間、合計24時間の座学

前半:20251029()30()   9:3017:00(昼休み12:3013:30

  後半:202511月 5()6()   9:3017:00(昼休み12:3013:30

 ※オンライン開催(Zoomを利用予定)です。 

 

■講師

 大槻 直也(株式会社スリーボンド)

 山辺 秀敏(元東京理科大学)

内藤 公喜(国立研究開発法人 物質・材料研究機構)

北條 恵司(国立研究開発法人 産業技術総合研究所)

原賀 康介(株式会社原賀接着技術コンサルタント)

 

■カリキュラム

  1日目 第1章 接着設計技術、接着生産技術

第2章 接着の機能設計-接着接合の特徴・機能・効果と適用事例、接着の課題-

第3章 接着の基礎とメカニズム、接着剤の選び方

2日目 第4章 被着材の表面処理

5章 高品質接着を達成するための基本条件と作り込みの目標値

6章 接着部品の構造設計と材料設計

3日目 第7章 接着接合部の力学

8章 特性・機能を低下させる内部応力

9章 接着部の必要強度とCv値の設計法『Cv接着設計法』

4日目 第10章 接着の耐久性

11章 接着の特性・信頼性の向上とコストダウンを両立させる『複合接着接合法』

12章 接着の工程・設備・品質管理における留意点

※カリキュラムの詳細は、こちらご覧ください。(現在は昨年度の内容を掲載しています。今年度もほとんど同じの予定です。)

 

■受講対象者

・各種機器の組立に接着を用いる設計・生産・品質関係技術者

・接着関連機器・設備メーカーや接着関連材料メーカーの技術者

・接着材料関係の技術者

・これから接着技術を学ぶ方

 

■自己確認テスト

受講後に、自己確認テストを実施します。(点数不問)

 ※自己確認テスト回収後、1週間ほどで模範解答を配付します。自己採点していただきます。

 

■履修証明書

全カリキュラムを受講し、自己確認テストを提出された方には、履修証明書を発行します。

 ※一部欠席者は、翌年の講座で欠席部分の受講と自己確認テストを提出されれば、履修証明書を

発行します。(欠席部分の受講は無料です。)

 

■受講料(消費税別)(1名あたり)

① 構造接着・精密接着研究会の企業会員・団体会員・個人会員の方 45,000

  ※企業会員の社員は人数制限なし、個人・団体会員は一名のみ

  ※企業・団体会員名簿は こちら を参照下さい。

② 構造接着・精密接着研究会非会員で日本接着学会の下記会員の方 60,000

  法人会員(特別会員、維持会員、賛助会員)の社員・正会員 

※法人会員の社員は人数制限なし、正会員は本人のみ

  ※法人会員リストは こちら を参照下さい。

  ※日本接着学会法人会員に配布される「催し物特別優待券」は使用できません。

③ 学生(日本接着学会の学生会員であること)  無料

④ 第9回接着適用技術者養成講座(2024年度)の一部欠席者 無料。

※対象者は、備考欄に、前回欠席された章番号をご記入ください。

⑤ ①~④以外の場合  90,000円。

   ※研究会の役員からの紹介割引適用の場合は、60,000となります。(備考欄に紹介者の役員氏名を記入ください)

※研究会役員から直接の案内を受け取っておられない方で、紹介割引の適用をご希望の場合は、事務局までメールでお知らせ下さい。お申し込み方法をお知らせいたします。

 

※当研究会非会員の受講者は、継続的に最新の接着技術を習得いただくために、講座受講後と次年度は、研究会で開催される研究講演会に無料で参加いただけます。(次年度以降の研究会入会は任意。)

 

■テキスト : pdfファイルのみとなります。

 

受講申し込み方法

 下記の申し込みフォーマットからお申し込み下さい。

 

申し込み締切日 : 20251022()

受講料支払い方法

 申し込み受け付け後、請求書をお送りします。指定口座にお振り込みください。

 お支払い期限:請求書発行日の翌月末

 

本講座の録音・録画について

 本講座は、来年度からの運営方法の検討のために、録音・録画を行います。

 なお、録音・録画ファイルは、事務局で管理・保管し、研究会の役員のみで活用し、最長1年間で消去します。

 受講者の視聴はできません。

 

受講者の方は、上記にご同意の上、お申込みください。

 問い合わせ先

一般社団法人日本接着学会 構造接着・精密接着研究会 事務局

TEL: 045-414-2072 / FAX: 045-972-8887

E-mailmailto:jimu@struct-adhesion.sakura.ne.jp

 

※プログラムは変更する場合があります。 

※天災またはその他やむを得ない理由により開催を中止(延期)する場合がございます。その場合は当サイトにてお知らせいたします。

 

ダウンロード
第10回接着適用技術者養成講座会告(印刷用).pdf
PDFファイル 268.6 KB

 2024年度 第9回接着適用技術者養成講座の内容、関連資料等はこちらをご覧ください。

 2023年度 第8回接着適用技術者養成講座の内容、関連資料等はこちらをご覧ください。

    2022年度 第7回接着適用技術者養成講座の内容、関連資料等はこちらをご覧ください。

 2021年度 第6回接着適用技術者養成講座の内容、関連資料等はこちらをご覧ください。

 2020年度 第5回接着適用技術者養成講座の内容、関連資料等はこちらをご覧ください。

    2019年度 第4回 接着適用技術者養成講座の内容、関連資料等はこちらをご覧下さい。

                  第4回養成講座のアンケート集計結果を掲載しました。こちらをご覧下さい。

    2018年度 第3回 接着適用技術者養成講座の内容、関連資料等はこちらをご覧下さい。

    2017年度 第2回 接着適用技術者養成講座の内容、関連資料等はこちらをご覧下さい。

    2016年度 第1回 接着適用技術者養成講座の内容、関連資料等はこちらをご覧下さい。