構造接着・精密接着研究会のご案内
【研究会名】構造接着・精密接着研究会
【母体学会】一般社団法人 日本接着学会
【趣 旨】
地球環境保護、省エネルギー化、IT社会の高度化、医療の高度化、社会インフラの老朽化、高齢化等を背景として、機器や部品の軽薄短小化や高性能化、生産性向上、コストダウンの要求はますます大きくなっています。そのニーズに対応する重要な要素技術として接着剤による接合があり、そのニーズは増加の一方にあります。特に航空・宇宙分野や自動車、車両などの移動体の軽量化や電子・光学/精密機器等の高性能化は年々進歩しており、接着剤、表面改質、評価・解析・品質管理、接着関連機器などの接着のシーズ開発も大きく進んでいます。しかし、接着接合は、設計基準が不明確、非破壊で強度検査ができない、耐久性や寿命が不明確など、他の接合方法とは汎用性の点で大きな乖離が有ることや、接着接合の採用を考えても企業に接着の技術に精通した技術者が少ないために、接着接合を容易に採用できる状況にないことも事実です。
このような背景の中で、接着技術に関するシーズとニーズの強力なマッチングと技術者のレベルアップを図り、高性能、高信頼性・高品質のものづくりに資するために、本研究会は活動を行っています。法人会員数も大幅に増加し、ますます皆様のお役に立つ活動を目指しておりますので、御社にもぜひご参加いただきますよう、ご案内申し上げます。
なお、本研究会への加入は、法人・個人、日本接着学会への加入有無を問いません。
※現在の会員リストは、こちらをご覧ください。
【目的】
構造的・機能的な接着接合部の適切な設計と応用に関する調査研究、技術者教育、情報交流を行い、シーズとニーズのマッチングを図り、産業界や社会における高度化するニーズへの対応および持続可能な社会の構築に貢献することを目的としています。
【対象とする技術・研究分野】
1.接合部の設計法(機能設計、構造設計、材料設計、プロセス設計、品質設計)
2.接合部の耐久性・寿命(環境耐久性、力学耐久性、複合耐久性)
3.接合部の信頼性、品質管理
4.接合部の評価・解析(強度評価、機能評価、CAE解析、表面分析・解析、表面・界面物性、非破壊検査)
5.接合工法(表面処理・表面改質、硬化、複合接着、接着関連機器・設備)
6.接着剤(構造用接着剤、機能性接着剤、粘着剤、シーリング材)
7.被着材料(母材特性、表面物性)
8.接着の応用(構造接着、機能性接着、異種材接着、シーリング)
9.環境、リサイクル(軽量化、解体性、リペアラブル、VOC対策)
10.その他(時代よって変化する新たな会員ニーズに対応する技術・研究)
【活動内容】
1.研究講演会の開催(原則年4回)
2.見学会の開催(原則年2回)
3.シンポジウムの開催(年1回)
4.教育・啓蒙事業としての講座開催
5.ワーキンググループ活動の実施
6.研究会会員のニーズ抽出(上記1~5の開催時)
7.研究会会員間の情報交換(上記1~5の開催時)
8.報告書の発行
9.その他、本会の目的を達するために必要な事業
【研究会の活動期間】
1期4年間とし、原則として継続する。
※期中での入会・退会の制限はありません。
【事務局】
一般社団法人日本接着学会 構造接着・精密接着研究会 事務局
〒224-0003 横浜市都筑区中川中央1-28-22-201
TEL. 045-479-8855 FAX. 045-910-1831
E-mail:jimu@struct-adhesion.sakura.ne.jp
【お問い合わせ】
上記事務局にご連絡ください。
技術的内容に関するお問い合わせにはお答えできません。
【運営委員】
研究会長 内藤 公喜(国立研究開発法人物質・材料研究機構)
副会長 市川 功(リンテック株式会社)
巽 明彦(株式会社神戸製鋼所)
上山 幸嗣(三菱電機株式会社)
幹事 大槻 直也(株式会社スリーボンド)
片桐 麦(リンテック株式会社)
苅谷 義治(芝浦工業大学)
工藤 亮(元 防衛大学校)
佐藤 千明(東京科学大学)
関口 洋嗣(株式会社ミサワホーム総合研究所)
関口 悠(東京科学大学)
高橋 明理(株式会社フジクラ)
長廣 明優(株式会社ニコン)
西谷 要介(工学院大学)
原賀 康介(株式会社原賀接着技術コンサルタント)
星 恵仁(武蔵エンジニアリング株式会社)
保戸塚 梢(株式会社IHI)
三星 正彦(ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ株式会社)
宮入 裕夫(東京科学大学・東京電機大学)
村田 則夫(技術コンサルタント)
森 きよみ(拓殖大学)
山辺 秀敏(東京理科大学)
吉田 瞬(職業能力開発総合大学校)
会計 秋本 雅人(セメダイン株式会社)
監事 佐藤 慎一(コニシ株式会社)
※上記ボタンからダウンロードできない場合は、下記URLからダウンロードしてください。
・構造接着・精密接着研究会 会則
https://struct-adhesion.sakura.ne.jp/2024PDF/RSPA_constitution_20240522.pdf